5月11日午前にはG7に参加する各国の代表団に新潟をアピールする観光ツアーが行われました。このうち、新潟市の酒蔵にはヨーロッパ中央銀行の総裁が訪れ、酒文化に触れながら試飲も楽しみました。
【松村道子キャスター】
「欧州中央銀行総裁クリスティーヌ・ラガルドさんを乗せた車が到着しました。
新潟市中央区にある今代司酒造で酒蔵を見学したのはヨーロッパ中央銀行のクリスティーヌ・ラガルド総裁です。
国際通貨基金・IMFの専務理事などを歴任したのち、女性として初めてヨーロッパ中央銀行の総裁に就任。
ファッションセンスの高さでも注目されている人物です。
【今代司酒造 出上愛美店長】
「ここが本蔵という蔵お酒を貯蔵する場所になっています」
日本人の友人も多く、日本酒をたしなんだことがあるというラガルド総裁。酒造りの工程を興味深そうに見て回りました。
【今代司酒造 出上愛美店長】
「新潟県だと、毎年木桶でお酒を仕込んでいるのは。ここの今代司だけになります」
【ヨーロッパ中央銀行 クリスティーヌ・ラガルド総裁】
「それは特別な香りがするのですか?」
【今代司酒造 出上愛美店長】
「違います。ほのかに木の香りもします」
【ヨーロッパ中央銀行 クリスティーヌ・ラガルド総裁】
「印象的ね」
夕方には重要な会議が開幕するとあって、最初はスタッフが勧めた甘酒を試飲しましたが、日本酒の試飲もあると分かると、周囲のスタッフにも試飲を勧め…
【ヨーロッパ中央銀行 クリスティーヌ・ラガルド総裁】
「あなたの上司にはいいません。きょうはガールズパーティーですから」
【ヨーロッパ中央銀行 クリスティーヌ・ラガルド総裁】
「とても楽しい時間を過ごすことができた。伝統に基づいて酒造りが行われていることに感心した。車窓からも田んぼを見たが、田んぼから酒造りへというつながりを確認でき、楽しい時間を過ごせた」
【今代司酒造 出上愛美店長】
「(案内は)とても緊張しました。すごく楽しんで聞いて頂けて、日本酒に興味をより持って頂けたらいいと思った」
20分ほどの酒蔵見学は新潟の地名とともにラガルド総裁の記憶に刻まれたはずです。