長岡市では今年も「長岡空襲の体験を聞く会」が開かれ、地元の中学生も空襲の記憶を受け継ぎました。
太平洋戦争末期の1945年8月1日、長岡市はアメリカ軍による爆撃を受け、1488人が命を落としました。
空襲の記憶を語り継ぐ講演会が13日開かれ、渡辺葉子さんと白石美千雄さんが講演。
当時8歳だった白石さんは、無差別爆撃により炎に包まれた町で逃げ惑いました。
【白石美千雄さん】
「火の海の中を逃げ惑う人は『だれだれさーん』『母ちゃーん』『父ちゃーん』と呼び合いながら逃げていく。地獄絵図ですね」
コンクリート製の橋の下に隠れ、生き延びることができた白石さんは「平和のありがたさを忘れてはいけない」と訴えました。
【講演を聞いた中学生】
「人が亡くなるのはとても悲しいことなので、(戦争は)やってはいけないことだと思いました」
「次の世代に自分が受け継いでいくのにも、とてもいい機会だと思いました」