扉を無理にこじ開ける不審な2人組 「防犯ドア」で撃退!当時家には夫婦と4歳の子どもが…恐怖語る「鉢合わせしたらやられたかも」“時間稼ぎ”で対策を 名古屋【動画あり】

住宅の防犯対策、皆さんはどれくらい力を入れているでしょうか?警察によりますと、侵入するのに5分以上かかる場合、犯人が諦めるケースが多いといいます。そこで注目されているのが防犯ドア。防犯ドアを導入したことで、空き巣被害をまぬかれた男性を取材しました。
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名古屋市天白区の住宅に設置された防犯カメラの映像。ゴールデンウィーク真っ只中の5月5日の午後10時半ごろ、不審な2人組を捉えました。ドアの隙間にバールのようなものを差し込み、無理やりこじ開けようとしますが、うまくいきません。このままおよそ1分半。ドアは開けられず、2人は諦めて帰って行きました。
CBC
我々は被害にあった男性に話を聞くことができました。
CBC
(被害にあった男性)「ここがバールで1回目に差し込んでやられて、もう1人がここを開けた」当時、家には住人の男性(53)と妻(46)、子ども(4)の3人がいたといいます。
CBC
(被害にあった男性)「もし犯人と鉢合わせていたら、僕がやられていたかもしれないですね」
防犯カメラの設置やセキュリティサービスへの加入など、防犯対策を取っていたという男性。被害を防げた一番のポイントは40万円の費用で導入した「防犯ドア」でした。
このドアは、外から無理やり鍵を開けようとして20秒の間、開かないと、電子ロックが自動でかかり、より開けにくくなる仕組みになっていると言います。
(被害にあった男性)「良いドアで防犯になった。買っておいて良かった」この事件は器物損壊事件として警察が捜査をしていますが、警察によりますと、愛知県の空き巣被害はことし4月末までに332件起きていて、全国ワーストです。

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どんな対策が有効なのか。鍵の専門店に聞きました。(東海ロックカナモノ 平田成弘社長)「主錠が1つの場合は、補助錠をつけるとより強度が上がる」
鍵の数を増やすことでこじ開けられにくくなり、時間稼ぎにもなるということです。最近では鍵に丸いくぼみがあり構造が複雑な「ディンプルキー」や、そもそも鍵穴のない「電子ロック」なども有効だと言います。そして何より簡単にとれる対策は…
(東海ロックカナモノ 平田成弘社長)「家にお金や貴金属をなるべく置かないことが大事。(そもそも狙われない家にする)そういうことですね」
警察によりますと、侵入するのに5分以上かかる場合、犯人が諦めるケースが多いということで、防犯対策を見直してみるのも良いかもしれません。