父親の遺体を冷凍庫で保存していた80代息子 「埋葬したら会えなくなって寂しい」

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超高齢の父親が亡くなり、立ち直れなかった80代の息子。「お父さんを失いたくない」と考えた末に信じがたい行動に及んでいたことを、『New York Post』など海外メディアが伝えた。
オランダで暮らしていた男性(101)の主治医が、ある時期から姿を見せなくなった男性を心配して警察に通報した。これを受け、警察官たちは男性が息子(82)と暮らしていた家に急行。中に入り、冷凍庫に保管されていた男性の遺体を発見した。
父親の遺体を保管していた理由を聞かれた息子は、「お父さんを失いたくなかったんです」「(埋葬したら)会えなくなり寂しくなりますから…」「お父さんと話ができるように、遺体を保管していたんです」と述べた。
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父親が亡くなった経緯についてはまだ分かっておらず、当局は死亡した時期や死因の特定を急いでいる。ただ息子の話や遺体の状態から、今から1年半ほど前に自然死した可能性が高いと発表している。
当局は今のところ事件性はないと見ており、息子の身柄を確保することはしていないと明かした。また息子は、1週間かけて散らかり放題の家を片付けることになった。
その後に当局は息子の健康・精神状態などを詳しく調べ、ひとりで暮らしていくことが可能かどうかを見極める予定だ。

このケースが報じられたあと、「悲しすぎる」「怖いけれど、気の毒でもある」という声が噴出。「ホームに入れてあげてほしい」「そうすれば孤独ではなくなる」といった意見が多数書き込まれた。
高齢者のなかには、「子供も巣立ち配偶者も死んだ」「孤独だと感じている」という人も多いようだ。
体が元気であればボランティア活動に参加する、趣味を楽しめる教室に通うなどして人と接すると明るくなれる人もいる。高齢の家族がいる人は定期的に連絡し、心身ともに安定しているかチェックすることが望ましいだろう。