再現度ガチすぎる「JALのファーストクラス」浦安のホテルに出現! 新「JALの部屋」の設備が凄い

ただシート置いただけじゃないないんですぜ!
東京ディズニーランドの近隣に位置する東京ベイ東急ホテル(千葉県浦安市)にある、JAL(日本航空)のコンセプトルーム「ウイングルーム」。2022年4月から設置されたこの部屋が、2023年5月27日よりリニューアルオープンしました。その新たな室内を取材しました。
再現度ガチすぎる「JALのファーストクラス」浦安のホテルに出…の画像はこちら >>リニューアルされたJALの「ウイングルーム」(2023年5月26日、乗りものニュース編集部撮影)。
このコンセプトルームは、退役した旅客機で実際に使用されていたパーツなどを部屋のインテリアをして各所に設置しているのが特徴で、これは初代、そして今回公開されたリニューアル後の「ウイングルーム」でも変わりません。
その一方で、リニューアルで大きく変わった部分も存在します。これまでの「ウイングルーム」の”生みの親”であるJALエンジニアリングの矢田貝 弦さんはそのポイントを「親子で楽しむために未就学児向けのサービス拡充」「フォトジェニックであること」「ホンモノを心ゆくまで独り占めできること」としたうえ、「さまざまな趣味・嗜好をもった方が、思い思いの楽しみ方をしていただけるコンセプトルームとしました」と話します。
そのようなリニューアル後の「ウイングルーム」は、視覚・触覚以外にも、味覚、聴覚、嗅覚など5感で楽しめる内容となっているとのことです。
そのような新たな「ウイングルーム」の目玉設備は、JAL国内線で実際に使用されていたファーストクラスシート。これは、国内で解体されたボーイング777-200「JA772J」で搭載されていたものです。その下に敷かれているカーペットもJAL国内線仕様機のもので、そこに一部、飛行機の形状に型どられた国内線ファーストクラスのカーペットが重ねられています。
シートの隣には、窓がついた客室壁部分のパネルが設置されているほか、CA(客室乗務員)が飲食物を提供する際に用いる「ミールカート」の実物も展示。これらの設備はリニューアル前にも設置されていましたが、その内容にはアップデートが加えられています。
パネルの窓のなかにスクリーンが設置され、実際のJAL機の客室窓から録画された映像を流す”バーチャル窓”となっているのです。
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JAL「ウイングルーム」に設置されているハンドソープ。持っているのは企画者の矢田貝さん(2023年5月26日、乗りものニュース編集部撮影)。
また、新たな取り組みとして、JAL特製機内食を提供する「味覚」のサービス、特徴的な香りをもつJAL機内と同仕様のハンドソープを設置する「嗅覚」のサービス、機内で実際に聞こえるサウンドを室内に流す「聴覚」のサービスなどが導入されています。このほか、廃材ワイヤでつくるアートなど航空機部品を使用したアイテムをはじめ、子供向けの玩具なども設置されています。
「新型コロナが5類相当になり旅行がしやすくなったなかでも、未就学のお子様を連れたお客様やご高齢のお客様など、気軽に飛行機に乗ることができない方々もいらっしゃいます。また、実際の飛行機では撮影できないような写真などをぜひ撮っていただきたいという狙いもあります」。矢田貝さんは、今回「ウイングルーム」をリニューアルした意義を、次のように話します。
なお、新たな「ウイングルーム」は1室のみの提供で、1室2名あたりの料金は2万円からとなっています。