「村さ来佐渡金井店」や「お好み焼本舗上越店」などを経営していた飲食店経営の“ノア企画”が新潟地裁から破産開始決定を受けたことが分かりました。
民間の調査会社・東京商工リサーチ新潟支店によりますと、ノア企画は1976年10月に個人経営で喫茶店の経営を始め、1991年9月に法人化を図り、フランチャイズ契約を結び、「村さ来佐渡金井店」を経営。1997年12月には、「村さ来上越ふれあい通店」もオープンし、2004年9月期は売上高1億3806万円、当期利益358万円を計上していました。
しかし、佐渡市の人口減少や他社との競争激化などで売上高は減少傾向を余儀なくされ、経営再建を図るべく、不採算店舗を閉鎖。「お好み焼本舗上越店」の経営に注力していましたが、新型コロナウイルスの影響で集客が低迷。2021年9月期の売上高は約960万円に落ち込んでいました。
負債総額は約6400万円で、県内における新型コロナウイルス関連の倒産は93件目になるということです。