宮古島で30.7メートル 台風2号 1日~2日沖縄に接近 西・東日本も大雨の恐れ

宮古島で30.7メートル 台風2号 1日~2日沖縄に接近 西…の画像はこちら >>
台風接近とともに風が強まり、宮古島市下里では午後6時37分に最大瞬間風速30.7メートルを観測。台風2号は、あす1日には強い勢力で宮古島に接近。トラックが横転するような暴風に厳重警戒。2日にかけて沖縄本島地方にかなり接近し「警報級の大雨」の恐れも。1日~3日は西、東日本も大雨に警戒。
台風2号 あす1日~2日沖縄地方に接近

きょう31日午後6時現在、大型で強い台風2号は、宮古島の南約260キロを1時間におよそ10キロの速さで北北東へ進んでいます。あす1日には強い勢力を維持したまま、宮古島地方に接近する見込みです。台風が接近中の先島諸島を中心に風が強まっています。宮古島市下里では午後6時37分に最大瞬間風速30.7メートルを観測しました。(東北東の風)時折、雨も強まり、何かにつかまっていないと立っていられないような危険な風が吹いています。沖縄地方では6月1日から2日にかけて猛烈な風が吹き、猛烈なしけ(9メートル超)となる所がある見込みです。また、奄美地方でも6月1日から2日にかけて非常に強い風が吹き、2日は猛烈なしけとなる所があるでしょう。「猛烈な風」とは、飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが横転する恐れもある風の吹き方です。不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。台風2号は、宮古島地方に接近後、進路を次第に東よりに変えながら、2日には沖縄本島地方にかなり接近する見込みです。あす1日から2日にかけて、先島諸島や沖縄本島地方では、台風本体の活発な雨雲がかかり、非常に激しい雨が降り、「警報級の大雨」となる恐れがあります。大雨や暴風、高波、高潮に警戒が必要です。
沖縄地方 予想される風・波・雨

<暴風・強風>先島諸島では北東の非常に強い風が吹いており、沖縄本島地方では東の強い風が吹いています。先島諸島では6月1日は、沖縄本島地方では6月1日から2日は暴風となる見込みです。暴風に厳重に警戒してください。なお、台風の進路等によっては、宮古島地方と大東島地方では6月2日は暴風となるおそれがあります。31日に予想される最大風速(最大瞬間風速)沖縄本島地方 17メートル(30メートル)大東島地方 13メートル(25メートル)先島諸島 23メートル(35メートル)6月1日に予想される最大風速(最大瞬間風速)沖縄本島地方 30メートル(40メートル)大東島地方 18メートル(30メートル)先島諸島 30メートル(45メートル)6月2日に予想される最大風速(最大瞬間風速)沖縄本島地方 30から40メートル(40から60メートル)大東島地方 20から24メートル(25から35メートル)先島諸島 20から24メートル(25から35メートル)暴風警報発表予定は、宮古島地方とが八重山地方が31日夜のはじめ頃、沖縄本島地方が6月1日昼前、最接近が、宮古島地方が6月1日昼前、八重山地方が6月1日明け方、沖縄本島地方が6月2日午前中です。<高波>沿岸の海域では、うねりを伴い、先島諸島では大しけとなっており、沖縄本島地方と大東島地方ではしけています。沖縄本島地方では31日は次第に大しけとなり、6月1日は先島諸島と沖縄本島地方では猛烈にしけ、大東島地方でも大しけとなる見込みです。高波に厳重に警戒してください。31日に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)沖縄本島地方 6メートル大東島地方 5メートル先島諸島 8メートル6月1日に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)。沖縄本島地方 9メートル大東島地方 6メートル先島諸島 9メートル6月2日に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)沖縄本島地方 9メートル大東島地方 8メートル先島諸島 7メートル<大雨・雷>沖縄地方では、6月1日にかけて多い所で1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る見込みです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。なお、台風の進路等によっては、先島諸島では31日から6月1日にかけて、沖縄本島地方では6月1日から2日にかけて警報級の大雨となるおそれがあります。沖縄本島地方と先島諸島では、6月1日にかけて発達した積乱雲の下での落雷や突風、急な強い雨に注意してください。31日18時から6月1日18時までの24時間に予想される雨量(多い所)沖縄本島地方 150ミリ宮古島地方 120ミリ八重山地方 120ミリ<高潮>沖縄地方では、31日から6月1日は潮位が高くなる見込みです。海岸や河口付近の低い土地では、高潮による浸水や冠水に注意してください。なお、台風の進路等によっては、沖縄本島地方では6月1日に警報級の高潮となるおそれがあります。
1日~3日 西日本から東日本でも警報級大雨

また、台風2号が近づく前から、西・東日本の広範囲で大雨の恐れがあります。あす1日から3日にかけては、梅雨前線が停滞する中、台風が北上します。台風周辺の湿った空気が前線を活発化させる、危険な気象条件となるでしょう。前線付近で、積乱雲が発生しやすくなるため、同じような場所に長く雨雲が停滞すると、記録的な大雨をもたらす恐れがあります。西日本はあす1日午後から、東日本はあさって2日から大雨に警戒が必要です。予想降水量がかなり多くなっています。大雨の備えはあす1日の早い時間帯までに行ってください。
予想降水量 6月1か月分の降水量が一気に降る所も

6月1日18時から2日18時までに予想される24時間降水量(いずれも多い所)四国地方 200から300ミリ近畿、東海 100から200ミリ中国地方、北陸、関東甲信 100から150ミリその後、6月2日18時から3日18時までに予想される24時間降水量(いずれも多い所)近畿、東海、関東甲信 100から200ミリ四国地方 100から150ミリ災害級の大雨となる恐れもありますので、情報に十分注意し、危険な場所には近づかないようにしてください。