皮膚移植などの再生医療へ 細胞を生きたまま冷凍保存、中電など三者が共同研究 2027年度応用目指す

中部電力は、皮膚移植などの再生医療への応用をめざし細胞を生きたまま凍らせ保存する技術を外部の研究機関などと一緒に共同研究することになりました。
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今回の研究は、「中部電力」と国立研究開発法人の「医薬基盤・健康・栄養研究所」それに、食材の急速冷凍機の開発などを行う「菱豊(りょうほう)フリーズシステムズ」の3者による共同研究で、その目的は細胞を生きたまま凍らせ保存する技術の確立です。

一般的に細胞は、そのまま凍らせると体積が増え、壊れて死んでしまいますが、生きたまま凍結保存できれば必要な時に解凍し細胞を培養することで、角膜や皮膚移植などの再生医療の分野で応用できるということです。
「菱豊フリーズシステムズ」は食品分野での冷凍技術が高く、これに中電が得意とする磁場のコントロール技術を加えることで凍結しても細胞が壊れないか等を研究します。
CBC
中電などでは4年後の2027年度には再生医療への応用を目指すとしています。