元教授が一部の罪で改めて“無実”を主張…三重大病院を巡る汚職事件の控訴審 一審で有罪判決言い渡され控訴

三重大学病院をめぐる汚職事件の控訴審が2日に始まり、元教授の男が一部の罪について無実を主張しました。

三重大病院の元教授・亀井政孝被告(57)は、薬剤や医療機器の発注で便宜を図る見返りに、製薬会社など2つの業者に現金計400万円を大学の口座に振り込ませた罪などに問われています。

1審の津地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡し、亀井被告側が控訴していました。

2日の控訴審で亀井被告側は、2つの業者のうち製薬会社を巡る事件について、「『寄付金を入れてくれたら薬剤を使ってあげる』という亀井被告の発言の存在が曖昧になっている」として無実を主張しました。