車で信号無視し猛スピードで交差点へ…専門学生はねられ死亡 19歳男「ブレーキかけようという意思あった」

2022年7月、名古屋市中川区で17歳の専門学生を車ではねて死亡させ、危険運転致死の罪に問われている19歳の男は、30日の裁判で「ブレーキをかけようという意思はあった」などと話しました。

名古屋市中川区の無職の19歳の男は2022年7月、中川区の国道1号線で、車で赤信号を殊更に無視したうえ、時速114キロほどに加速して交差点に進入し、丹下一斗さん(当時17)をはねて死亡させた危険運転致死の罪に問われています。

これまでの裁判員裁判で男は起訴内容を否認し、弁護側は「ルームミラーを注視していて、減速する間もなかった」などと主張していました。

30日の裁判で、裁判官から直前のブレーキについて問われた男は「かけようという意思はありました」とした上で、かけたかどうかについては「そこまでの記憶はありません」と主張しました。

また、前などを見なかった理由については「特にスピードが上がっているという意識がなかった」と答えました。

改正少年法では、18歳と19歳は「特定少年」と位置づけられています。インターネットの特性を鑑みて、記事は放送から一部変更しています。