「普通の波と見分けがつかない」「戻るのが困難?」 知らないと怖い海の危険に内閣府が注意

夏になると、海水浴や釣りなどをしに海へ出かける人も多いのではないでしょうか。
そこで忘れてはいけないのが、安全対策。
残念ながら、毎年レジャー中の事故が後を絶ちません。
内閣府の政府広報室はInstagramアカウントで、マリンレジャーを安全に楽しむためのポイントを紹介しています。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
内閣府政府広報(@gov_online)がシェアした投稿
家族で海水浴に行くという人に向けて、内閣府は次の注意点を紹介しています。
1.ライフセーバーや、監視員などがいる海水浴場で泳ぐ。
2.クラゲやエイなど、危険な生物に注意をする。
3.事前に天気予報を確認する。
4.飲酒時には泳がない。
5.子供からは目を離さない。
6.疲労がたまっている時や、睡眠不足の時には泳がない。
7.準備運動を念入りに行い、適度な水分補給をする。
海には危険な生物が潜んでいることがあります。万が一刺された時は、すぐに医療機関を受診しましょう。
また、飲酒をすると判断力や集中力、運動能力が低下し、溺れた時の死亡率が高まります。飲酒時には絶対に泳いではいけません。
熱中症の危険もあるため、適度な水分補給も心がけたいですね。
また、特に注意したいのが『離岸流』。
海水が沖へ戻ろうとする強い流れのことで、普通の波と見分けがつかず、流れに逆らって岸に戻るのは困難とされています。
離岸流に乗ってしまった時には、海岸と平行に泳いで抜け出しましょう。無理に泳がずに浮いて救助を待つことも有効です。
釣りに出かけるという人に向けての注意は次の通りです。
1.滑りやすい足元や、突然の大波に注意する。
2.事前に天気予報や潮位表を確認する。
3.単独行動をしない。
4.釣行計画を事前に周りの人へ伝えておく。
5.立ち入り禁止区域には入らない。
防波堤や岸壁などは、波しぶきや海藻で滑りやすくなっているため、足元には注意してください。
また、最低限必要な装備として、ライフジャケット、防水ケースに入れたスマートフォン、脱げにくく滑りにくい履物を持ち歩くようにしましょう。
緊急時には118番の海上保安庁へ連絡をすることが大切です。
事故に巻き込まれてしまっては、せっかくの楽しい思い出も台なしになってしまいます。
海に遊びに行く際には一度、内閣府の呼びかけをチェックしてみてください。
[文・構成/grape編集部]