小学4年生のテコンドー少女・本間かな選手 “足技のボクシング”で五輪金目指す!【新潟】

「足技のボクシング」と呼ばれるテコンドーで全国大会上位の実力を持つ小学4年生・本間かな選手を紹介します。

新潟市西区にある武道場。

【齋藤正昂アナウンサー】
「こちらで稽古をしているのは、空手でも柔道でもなく、多彩な足技が魅力のテコンドーです。小学生から高校生まで幅広い年代の方が稽古に励んでいます」

なかでも「キョルギ」と呼ばれる組み手競技で全国トップレベルの実力を持つのが小学4年生の本間かな選手です。

【本間かな選手】
「キョルギの足技がいっぱい出せるのが楽しい」

本間選手は去年、全日本ジュニアテコンドー選手権大会・小学3年女子28キロ級で優勝。

連覇を目指した7月末の大会では優勝は逃したものの、2位に輝いたテコンドー界のミライアスリートです。

【本間かな選手】
「悲しいのもあるし、2位をとれてうれしいのもある」

空手とキックボクシングをミックスしたような競技のテコンドー。

【士衛塾 木村俊輔 最高師範】
「足技のボクシングと言われるくらい足の技術を使って相手とポイントを奪い合う競技になっています」

齋藤アナウンサーも基本的な蹴りを教えてもらいました。

【齋藤正昂アナウンサー】
「足を上げなきゃいけないから、体幹だったり足の柔らかさも必要ですよね」

【士衛塾 木村俊輔 最高師範】
「柔軟性が一番大事」

もちろん、本間選手は体の柔らかさに加えて、連続で蹴りを放ってもぶれない体幹を持っています。

【士衛塾 木村俊輔 最高師範】
「足数で戦う乱打戦になってくると安心して見ていられる選手」

そんな本間選手がテコンドーを始めたのは5歳のころ。

【本間かな選手】
Q.始めたきっかけは?
「空手。足技の練習をするために(テコンドーを)始めた」

空手がベースにあることが本間選手の強さの秘訣となっています。

【士衛塾 木村俊輔 最高師範】
「空手独特の蹴りの強いところとか、下半身の強いところがフルに生かされていると思う」

【本間かな選手】
「アピールポイントは足。点を取れるように力技を出している」

その力強い蹴りを受けてみると…

【齋藤正昂アナウンサー】
「吹き飛ばされちゃう…」

成人男性を吹き飛ばすほどの蹴りを武器にキョルギの稽古に臨む本間選手。同じ道場に通う年齢も性別も体格もバラバラな選手を相手に果敢に挑みます。

【本間かな選手】
「本番だと思って頑張っている。相手が自分よりも強いように感じながらやっている」

常に高みを目指す本間選手が目指すのは…

【本間かな選手】
「オリンピックの選手になって、テコンドーの先生になったりしたい。オリンピックに出たら1位のメダルを取りたい」

日本人選手初のオリンピック金メダルという大きな夢に向かう若きテコンドー選手の今後に注目です。