電車内で女性の太ももを触る 千葉東税務署員有罪 無罪を主張も「偶然が重なり不自然」 千葉地裁

電車内で女性の太ももを触ったとして、県迷惑防止条例違反(痴漢)の罪に問われた東京国税局千葉東税務署国税調査官、桃原卓也被告(31)=東金市=の判決公判が23日、千葉地裁で開かれ、土倉健太裁判官は求刑通り罰金30万円の判決を言い渡した。弁護側は「故意ではない」とし、無罪を主張していた。
土倉裁判官は判決で、5分ほど左太ももをなでられたという女性の供述に「不自然な点はない」と指摘。「触れたのは寝ている際に手がずれたため」とする弁護側の主張については「偶然が重なり不自然。被告の意思に基づいて(太ももを)触った」と述べた。一方、被告は当時酒に酔った状態で衝動的な犯行だったことから、罰金刑とした。
判決によると、昨年6月13日午後9時40~50分ごろ、電車内で30代女性の太ももを触った。