【続報】四街道で親子はねられ1歳女児死亡、母親も重傷 2人の身元判明 近隣の女性「言葉が出ない」

四街道市和良比の県道交差点で13日午後5時35分ごろ、近くに住む瀬良垣景華ちゃん(1)と母親の姫乃さん(26)がワゴン車にはねられた。景華ちゃんは病院に搬送され、死亡が確認された。姫乃さんも左脚に重傷を負ったが、命に別条はない。2人は横断歩道付近にいたとみられ、四街道署は詳しい状況を調べている。
同署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで車を運転していた台湾籍の女で同市和良比、自称無職、詹喩茹容疑者(62)を現行犯逮捕した。容疑を過失致死傷に切り替えて調べる。「赤ちゃんを抱いて道路を渡っていた女性にぶつかる事故を起こした」と容疑を認めている。
同署によると、現場は信号機と横断歩道のある丁字路交差点。右折しようとした容疑者の車が、道路を横断していた2人をはねたとみられる。車道側、歩行者側の信号はいずれも青だった。
同市消防本部によると、「車と歩行者の事故で、赤ちゃんが(車の)下敷きになっている」と119番通報があった。救急隊が現場に到着した時には、景華ちゃんは車の下から運び出されていたという。
事故が発生した交差点はJR四街道駅から南東に約700メートル離れた住宅街にある。2人の子どもがいるという現場近くの女性(35)は「自宅周辺で小さな子どもが亡くなる事故が起きて言葉が出ない。夜間はスピードを出す車も通る」と話した。
県道沿いに住む女性(83)は「朝と夜の通勤、帰宅時間帯は四街道駅方面からの車で混み合うが、これまで大きな事故が起きたことはない。子どもが犠牲になってふびんでならない」と声を落とした。