運転禁止命令の解除は…原子力規制委員長が柏崎刈羽原発を現地調査【新潟】

東京電力・柏崎刈羽原発の事実上の運転禁止命令の解除について判断するため原子力規制委員会の山中伸介委員長などが現地調査に入っています。

12月11日、柏崎刈羽原発を訪れているのは原子力規制委員会の山中伸介委員長などです。

柏崎刈羽原発を巡ってはテロ対策上の不備が相次いで判明し、おととし4月に原子力規制委員会が核燃料の移動を禁じる事実上の運転禁止命令を出し追加検査が行われていました。

11日の現地調査は今月6日に原子力規制庁が「全ての課題が改善された」とする検査報告書をまとめたことを受けて行われているもので、山中委員長などはテロ対策の改善状況を確認するほか稲垣武之所長などと意見交換を行います。

規制委員会は現地調査の結果などをもとに年内にも運転禁止命令の解除について最終判断する方針です。