「100均」で一人暮らしの暖房費節約アイテムをそろえてみた

冬本番! しっかりと暖房費の節約をしていきたいところです。とはいえ、寒さを我慢しすぎると、風邪をひいて体調を崩してしまっては本末転倒。我が家はここ数年NO暖房で生活していますが、これは稀ケースです。マンションの南向きベランダなど一定の条件下では可能なことなのです。NO暖房の理由は、エアコンの温風が苦手でその温風で風邪をひきやすくなってしまうためです。とは言え灯油ストーブはマンションのため使えませんので結局はNO暖房生活なのです。おかげで我が家の冬の電気代は毎月5,000円ほどで安く抑えられています。

前置きが長くなりました。家族がいるとなかなかNO暖房は難しいものですが、一人暮らしの場合、少しくらいなら我慢するいう方も多いのではないかと思います。一人で暖房だなんて……となかなかスイッチONできない方に向けて、100円ショップ(主にダイソー)で揃う1,100円(税込)でできる暖房費節約アイテムをご紹介します。
○冷気は窓から対策を

カーテンをしっかり閉めていても、冷気が漂っているのは、冷気は下へ溜まる性質があるからです。カーテンと床のちょっとした隙間から冷気は流れ込んでくるので、しっかりとガードしましょう。

「断熱ボード」(330円)です。

いきなり330円使ってしまいましたが、その価値はあります。長さが200cmあることと、自立するので設置と撤去が簡単です。また、好きな長さにハサミで切ることができるのも使いやすいところです。さらに、絵柄がリバーシブルなので気分で絵柄を変えることができます。

まずは基本の使い方としてカーテンの隙間風対策として。丈が足りないカーテンを使っていつときはマストアイテムとも言えるでしょう。普段、このすぐそばで作業をしているのですが気持ち寒さが和らいでいます。

2枚で自立するので、1枚余ったら捨てずにレジ袋などに入れて、カバンにINしておきましょう。外の冷たいベンチに座らなければならないときなどにこれを敷くと寒さが和らぎます。野外イベントにもおすすめです。

○ひんやり床対策にはコレ

「アルミジョイントマット45cm×45cm」(110円)×2枚です。

このアルミのジョイントマットは1ミリ程度の厚みがあるため、床の冷たさを感じにくくなります。座るスペース分2枚で設置しました。

設置をする際は滑り止め対策として、下からマット、滑り止め、ラグの順番です。ラグにもよりますが、我が家のラグには滑り止めがついていないため、滑り止め必須でした。こちらふかふかしていて、床の冷たさを感じにくくなるのでおすすめです。予算が許せばもう少し増やしてごろ寝できる広さにしても良いと思います。

○トイレのひんやり対策のマストアイテム

「便座シート」(110円)です。

トイレの暖房便座を切ると、ひんやりしてとくに冬は辛いものです。そんなときは貼る便座シートがマストアイテムとなります。冬用のもこもこしたタイプのものも売られていますが、ちょっと小さめなので、普通タイプでもいいかなと個人的には思います。
○ウォームビズも100円グッズで

「ふんわりルームレッグウォーマー」「ふわふわルームソックス」「フリース方掛け」「ネックウォーマー(キッズ用)」(各110円)です。

暖房費節約には着て自らを温かくするウォームビズは当然ですよね。100円ショップでもここまで揃えることができました!

ネックウォーマーはキッズ用でしたが、なんとか頭が通りました。頭にかぶってもあたたかくて、耳を覆って使用するのも個人的にはアリだと思いました。肩掛けはボタンが取れやすかったのですが、ループをひとねじりしてから通すと安定しました。

靴下は締め付けが少なく、ふんわりと温かかったので睡眠用によいかなと思いました。このまま歩くと、床がきれいになりそうです……。転倒防止のため、スリッパ着用をおすすめします。

レッグウォーマーは、私にはちょっと細すぎたので手首ウォーマーに変更しました。萌え袖風ですが、親指のところが穴が空けば完璧だなと思いました。売り場でも手袋タイプで指が使えるものを探したのですが、見あたらなかったのでこちらで代用しました。

寒さ対策には首、手首、足首を冷やさずに温めることがポイントですので、100円でこれだけ揃えられたら完璧! とも言えるでしょう。

全部できっちり税込1,100円! 約30年前、1階東向き、日当たりほぼなし、角部屋、ロフト付き、床はコンクリートの上にクッションフロアを貼り付けただけの冷たい床に、友達からもらった丈が足りず、レースもないカーテンで過ごしていた若かりし頃の私へ、この一式をクリスマスプレゼントとしてドアノブに掛けておいてあげたかったくらいです。

丸山晴美 外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している この著者の記事一覧はこちら