【速報】<京葉線問題>内房線沿線5市もJRに快速縮小の撤回求める「まちの衰退も懸念」 市原、袖ケ浦など連名で

JR京葉線を巡り、通勤快速の廃止など快速を縮小する今年3月のダイヤ改正に、千葉県内の沿線住民や首長から撤回を求める声が相次いでいる問題で、蘇我駅で接続する内房線沿線の市原、袖ケ浦、木更津、君津、富津の5市も9日、連名でJR千葉支社に対し、撤回や再検討を求める要望書を提出した。「沿線の住民の生活や企業の活動に多大な影響を及ぼし、人口流出によるまちの衰退なども懸念される」と訴えた。
今回のダイヤ改正の発表を受け、5市で共通した懸念を抱いたことから袖ケ浦市が要望書を取りまとめ、9日に代表して同市の花沢一男副市長がJR千葉支社を訪れて渡した。
同市などによると、同支社は「内房沿線の5市からの要望は重く受け止める。5市以外の首長などからも意見を聞いているので、今後何ができるか勉強していきたい」と答えたという。
市原市には市民から「県や千葉市と同様に、市がJRに対して(撤回や見直しを)働きかけてほしい」との声が寄せられていた。同市の小出譲治市長は「今回のダイヤ改正は東京方面への市民の利便性や速達性が低下する内容で、容認できるものではない」とするコメントを出した。