「うるう日」2月29日が誕生日の母子が話題 1984年と2024年生まれの不思議な偶然

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家族で誕生日が同じという例はそう珍しくはないが、ある一家はなんと母子が揃って4年に一度のうるう日に誕生したという。アメリカの『People』や『abc』などが報じている。

話題になっているのは、アメリカ・ノースカロライナ州に暮らす医師のカイ・サンさん(40)。デューク・ヘルス大学の医学助教授で、リウマチ専門医も勤めている女性だ。
カイさんは40年前、うるう日の2月29日に誕生。昨年、夫のマイケル・パイクさんとの間に3人目となる子供を妊娠した。
だが予定日を3日過ぎても陣痛は起きず、医師と相談し、促進剤を使用して陣痛を誘発させることにしたという。

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そして2月29日の朝5時過ぎに、クロエちゃんと名付けられた3,090グラムの元気な女の子を出産。夫妻は以前から「この子も同じ日に生まれたら面白いね」と話していた通り、母子ともにうるう年のうるう日に誕生となった。
カイさんは約1年前に流産を経験していたこともあり、夫妻はクロエちゃんについて「将来、特別な日に生まれたからではなく、自身が特別な存在だということを知ってほしい」と明かしている。

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クロエちゃん出産までの道のりは、決して平坦なものではなかった。初期には超音波検査で異常が見つかったほか、カイさんが新型コロナウイルスに感染。さらに妊娠後期に入り転倒してしまうなど、その影響が心配されていた。
カイさんは「これまでいろいろなことがあり、生まれるまでずっと緊張していました」と心境を語っているが、今ではすべてが順調に進み安堵しているという。「担当してくれた医療チームがとても親切で協力的で、心から感謝しています」と述べている。

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カイさんは退院し、「クロエのきょうだいであるカリス(5)とケイレブ(3)、さらに祖父母に会わせるのが待ちきれない」と心待ちにしている。
帰宅後は家族がカイさんの誕生日パーティを行ってくれる予定だそうで、「もちろんケーキも食べますよ」と興奮気味だ。
なお、ある専門家が計算したところ、うるう日の2月29日に生まれる確率は0.000684%と、極めて低いことが分かっている。