大型連休のゴールデンウィーク(以下、GW)は、遠出をするのにピッタリな時期。
2024年4~5月のGWも、せっかくのお出かけのため、トラブルなく終えたいものですが、新幹線を利用する人はある事前準備を忘れると、冷や汗が噴き出る目に遭うかもしれません。
新幹線eチケットサービス『えきねっと』を運営するJR東日本は、GWに新幹線で移動する客に向けて、ウェブサイト上で注意喚起をしています。
JR東日本によると、GWには4大トラブルが発生しやすいとのこと。
1つ目として、紙の切符を『えきねっと』で購入した人が、駅で受け取れないケースを紹介しています。
①きっぷのお受取りはJR東日本で!
紙のきっぷを購入されたお客さまへ
・えきねっとで購入したきっぷは、日本全国どの駅でも受け取れるわけではありません。
・JR九州、JR四国、JR西日本(関西、中国エリア)、JR以外の鉄道会社(伊豆急行線、富士急行線等)の駅ではきっぷを一切お受取りいただけません。
・JR北海道、JR東海、JR西日本(北陸エリア)の駅でも一部お受取りいただけないきっぷがあります。
・きっぷをお受取りできない場合、お客さまには改めてきっぷをお買い求めいただくことになります。
・「のぞみ・ひかり・こだま・みずほ・さくら・つばめ・かもめ」をお申込みのお客さまは特にご注意ください!「往復予約の帰り分をJR西日本(関西、中国エリア)の駅で受け取ろうとしたが受け取れず、きっぷを買い直すケース」が発生しています。JR東日本の駅で予め往復分のきっぷをお受取りになってからお出かけください。
えきねっと ーより引用
どうやら行きに、JR東日本の駅で『往復ぶんの切符』を受け取らないと、帰りに困る場合がある様子。
帰宅当日、新幹線の切符を受け取れなかったらショックですよね。
切符を買い直す悲しい事態を避けるため、乗り換えの駅や目的地で、新幹線の切符を受け取れるかを確認しておくとよいでしょう。
また、2つ目も紙の切符を『えきねっと』で購入した人に起こり得るトラブル。
購入した切符は、出かける前日までに受け取っておくのがオススメだそうです。
②きっぷのお受取りは前日までに!
紙のきっぷを購入されたお客さまへ
・ゴールデンウィーク期間中は、きっぷをすぐには受け取れません。
・新幹線停車駅や乗降数の多い駅でのお受取りを考えているお客さまは特にご注意ください!
・指定席券売機やみどりの窓口の予想を超える混雑により「発車時刻の1時間前に駅に到着したにも関わらず、指定席券売機の大行列によりお受取りが間に合わず乗り遅れるケース」が発生しています。乗車日前日までにきっぷをお受取りください。
・どうしても乗車日当日にお受取りされる場合は、東京駅など大混雑する駅を避け、別の駅でお受取りすることをお勧めいたします。
えきねっと ーより引用
JR東日本によると、GW期間中は非常に混雑するため、すぐに切符を受け取れないとのこと。
予定が崩れたら、家族や友達、恋人など、一緒に出かける人全員にストレスがかかり、最悪なGWになりかねません。
これから出かける予定がある人は、事前に動いておきましょう。
3つ目は、新幹線eチケットサービスを利用し、ICカードを紙の切符代わりに使う人によくあるトラブルです。
『えきねっとの会員情報』にICカードの番号を登録したところで、作業が終わったと思った人は要注意!
購入した座席とICカードの紐付けは、購入した座席ごとに都度設定する必要があるため、人数分の紐付けが完了しているかを確認してください。
また、4つ目も同じくICカード利用者に発生するトラブル。
在来線と新幹線の乗換改札機は、異なるICカードで通過できないため、乗り継ぐ時は新幹線eチケットサービスに紐付けた、同一のICカードを使用する必要があるそうです。
改札で止まると時間をロスしてしまうため、ICカードを複数枚持っている人は、間違えないよう気を付けたいですね。
※写真はイメージ
技術の進化にともない、サービスの形は変化していきます。「昔はもっと分かりやすかったのに」と思うこともあるでしょう。
とはいえ、その変化も私たちの多様化する生活に合わせ、サービスを充実させようとすればこそ。
サービスを使いこなして、笑顔のGWにしたいですね。
[文・構成/grape編集部]