「電化製品の電池カバーを開けたら電池が液漏れしていた」という経験はありませんか。
液漏れの原因を紹介しているのは、『Panasonic』(以下パナソニック)の公式サイトです。
電池が液漏れするのは、以下の原因が考えられます。
① 電池が過放電になった場合
② 電池を充電した場合
③ 新旧混用、容量の異なった電池と一緒に使う
④ 電池をショートさせた場合
⑤ 高温環境下で長期保管した場合
パナソニック ーより引用
このような状態になると、電池の内部からガスが発生します。
電池は破裂防止のために、電池内の部品に安全弁が取り付けられており、ガスが発生した場合には、電池内の圧力上昇による破裂を防止するための安全弁が作動。電池内部のガスを外に逃がします。
この時、ガスと一緒に電池内の『電解液』も出てくるのが『液漏れ』という現象です。
電池を使う時や保管する時は、液漏れの原因となる行動を避け、注意文や警告文をしっかりと読んでから使いましょう。
アルカリ電池、マンガン電池、リチウム電池、ボタン電池が液漏れした場合は、市町村の指示に従って処分してください。
電池を捨てる時は、手に電解液が付かないように防水性のあるビニール手袋などを着用して行いましょう。また、電池を処分する際、ショートして発火や発熱の恐れがあるため、電池の両端にテープを貼って絶縁し、電流が流れないようにしてください。
ただし、液漏れした状態だとテープで貼るのは難しいため、ビニール袋に入れて廃棄しましょう。
電解液が手や皮膚に付いてしまった場合、放置すると化学火傷を起こす危険性があるため、すぐに大量の水で洗い流してください。
電池が液漏れする原因と電池の処分方法について解説しました。電化製品の電池が液漏れしていたら驚いてしまいますし、本体にも影響を及ぼします。原因を知っていれば液漏れを防げるでしょう。
[文・構成/grape編集部]