送検された容疑者が納入検査でも不正の疑い 埋め立てに使う石材調達を巡る贈収賄事件

中部空港沖の埋め立てに使う石材の調達などをめぐる贈収賄事件で、石材の納入検査でも不正の疑いがあるとみられることがわかりました。
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9日朝に送検された、名古屋港湾事務所の元・所長、藤田亨容疑者は2020年6月ごろから2022年3月ごろにかけて、三重県尾鷲市の「丸昇石材」の元・会長、小倉章弘容疑者に入札情報を漏らすなどした見返りに、名古屋市中区のステーキ店と東京・銀座の寿司店での飲食代、合わせて約50万円を小倉容疑者に肩代わりさせた疑いがもたれています。
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丸昇石材は情報を基に、2021年2月に中部空港沖の埋め立てに使う100万立方メートルの石材を調達する2件の入札をあわせて69億円で落札していました。
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捜査関係者によりますと、藤田容疑者は石材が納入されたかを確認する責任者で、納入検査を十分に行わずに通した疑いがあるということです。
警察はこうした行為も便宜にあたる可能性があるとみて調べを進めています。