飲みかけで放置しないで! ペットボトル飲料の注意点に「ゾクっとした」

キャップを自由に開閉できるペットボトルは、飲みものの持ち運びにも便利なアイテムです。
だからこそ、「飲みかけのまま長時間放置した経験がある」という人も多いのではないでしょうか。
無意識にやってしまいがちな行動ですが、実は思わぬトラブルを引き起こす恐れがあり、注意が必要です。
飲料メーカーとして知られる日本コカ・コーラ株式会社の公式サイトより紹介します。
ペットボトル飲料のパッケージには、飲みかけの状態で放置しないよう注意喚起の文言が記載されています。「飲みかけでもキャップをして保存できるのが魅力なのに…」と、疑問に感じた経験がある人も多いのではないでしょうか。
放置を避けるようにといわれる理由は、ペットボトルが破裂したり、キャップが飛んでしまったりする可能性があるためです。思わぬケガや、中身が飛び散るといったリスクがあるでしょう。実は、炭酸飲料以外でも注意が必要です。
開栓後、空気中や口中の雑菌が混入すると内容液が発酵する場合があり、長時間放置すると内圧が上昇し容器が膨らみ、キャップが飛んだり、容器が破裂することがあります。
日本コカ・コーラ ーより引用
炭酸飲料のように泡がなくても、発酵すればガスが発生する恐れがあります。菌による発酵は時間とともにどんどん進んでしまうため、早めに飲み切ることが、もっとも効果的な予防法です。
なかには「ペットボトルに直接口を付けていないから大丈夫」と判断する人もいますが、空気中にも雑菌は含まれています。封を開けた直後から、発酵が進むリスクを頭に入れておきましょう。
発酵によるペットボトルトラブルは、気温が上昇する時期に特に注意が必要です。菌の働きにより発酵が進みやすく、そのぶん短時間で影響が出る恐れがあるためです。
ペットボトルのキャップがふくらんでいたり、ボトルが変形していたりするのは、破裂の兆候です。十分に注意してください。
こうしたトラブルを防ぐためには、発酵させないことがもっとも重要です。すぐに飲み切るのが理想ではありますが、難しい場合は必ず冷蔵庫に入れて保管してください。車の中など、温度が上昇しやすい場所に放置するのは、例え短時間であっても避けましょう。
私たちにとって身近なペットボトル飲料ですが、飲み残しを放置すると、思わぬ事故につながる可能性があります。まだ飲む場合はもちろんですが、飲み残しをそのまま処分しようとする場合も、十分に注意してください。
残った飲料は流し、キャップは開けた状態で処分しましょう。身近で便利なアイテムだからこそ、そのリスクを知り、正しい扱いを心掛けてくださいね。
[文・構成/grape編集部]