2023年3月8日に開幕した、野球の世界大会『ワールド・ベースボール・クラシック(通称:WBC)』。
同月11日の対チェコ代表戦で、先発登板した『侍ジャパン』の佐々木朗希投手は、チェコ代表のウィリー・エスカラ選手のヒザに、162キロの直球を当ててしまいました。
佐々木投手は、すぐさま脱帽して謝罪。その後、一塁を守る山川穂高選手も同じように謝ると、エスカラ選手はそれに応え、全力疾走で無事をアピールするという場面がありました。
佐々木朗希がチェコ代表選手に死球 その後の『3人』の行動に、称賛
試合から2日後の同月13日、侍ジャパンのTwitterアカウントが1枚の写真を投稿。
佐々木投手が改めてエスカラ選手を訪問し、お詫びのしるしとして、大量のお菓子を持参したことが分かりました。
チェコ戦でデッドボールを当てたエスカラ選手に、お詫びにロッテのお菓子を持って行きました。#佐々木朗希#侍ジャパン#カーネクスト2023WBC東京プール pic.twitter.com/g6EvC33Y0o
また、佐々木投手が所属するプロ野球球団『千葉ロッテマリーンズ』広報室のTwitterアカウントによると、佐々木投手はエスカラ選手のことをずっと気にしていたそうで、自らお菓子を買って届けたといいます。
ちなみに、佐々木投手が購入したのは、マリーンズに関連する、株式会社ロッテの商品でした。
#佐々木朗希 投手は、ずっと気にしていたようです。今朝、チェコ代表がホテルを出発する前に自身で購入したお菓子を持ってお詫びに伺ったとの事です。エスカラ選手も「もう大丈夫だよ!」と言って笑顔で当たったところを見せ、2人でこちらの写真を撮りました。 #chibalotte #広報 #侍ジャパン pic.twitter.com/AiHUQxwd3k
お菓子を持参した佐々木投手に、エスカラ選手は「もう大丈夫だよ!」と、にこやかに対応したとのこと。
お互いの背中に手を回し、にこやかに写る2人の様子から、両者の絆が感じられますね。
心温まるエピソードに、SNSでは多くのコメントが投稿されました。
・とっても微笑ましい…!スポーツのよさを感じます。
・佐々木投手の優しさが素敵。チェコ代表の監督も惚れるわけだ。
・いい写真です。チェコ代表には、いい印象しかありません。ありがとう!
・チェコ代表のみなさん、試合お疲れさまでした。心温まる親交ですね!
チェコ代表は、『侍ジャパン』との試合が終わった後、選手全員がベンチの前に立ち、選手や観客に向けて拍手。
この振る舞いに、『侍ジャパン』の大谷翔平選手も、自身のInstagramで、チェコ代表を称えていました。
大谷翔平も「Respect」 チェコ代表の振る舞いに称賛の嵐 「最高のチーム」
今大会での対戦や、佐々木投手の『お詫び』を通じて、チェコ代表とのつながりが深まるといいですね…!
なお、『侍ジャパン』は1次ラウンドを全勝で突破し、同月16日に行われるイタリア代表との準々決勝に臨みます。
今後も、どんなドラマが待ち受けているのか、期待が高まりますね!
[文・構成/grape編集部]