盗撮教諭を懲戒免職 わいせつ関連の処分11人目 千葉県教委小野哲史容疑者

千葉県教委は22日、盗撮をしたとして千葉県迷惑防止条例違反の疑いで現行犯逮捕されていた市原市立辰巳台中学校の小野哲史教諭(37)を懲戒免職処分にした。

 県教委によると、小野教諭は今月11日夜、千葉市緑区内の大型商業施設の書店内で、女子高生のスカートの中を小型カメラで盗撮したとされる。警戒中だった千葉南署員が見つけ取り押さえた。

 小野教諭は県教委の聴取に「スリルを味わいたかった。ストレス発散でやった。取り返しのつかないことをやってしまい申し訳ない」と謝罪しているという。「今回以外にも(盗撮を)やっていた」という趣旨の話もしており、同署は詳しい捜査を続けている。

 盗撮やセクハラなどわいせつ関連の懲戒処分は今年度、小野教諭を含め計11人。昨年度の4人を大きく上回っている。22日会見した県教委は「県民の信頼を失墜する重大な事態で重く受け止めている。リーフレットなどを活用して再発防止を図りたい」とコメントした。