福岡県警・博多署は1日、
偽造した福岡高検の身分証明書を職務質問した警察官に示し検事に成り済ましたとして、
偽造有印公文書行使の疑いで
福岡市東区奈多、自称アルバイト斉藤静音容疑者(26)を逮捕した。
同署によると、偽造身分証について「(福岡市の繁華街の)中洲に飲みに行って、検事と名乗ったら女の子にかっこいいと思われる」と話し、容疑を認めている。
逮捕容疑は11月25日午後9時半ごろ、同市博多区中洲の路上で、偽造した福岡高検発行の身分証明書を博多署員に示した疑い。
博多署によると、斉藤容疑者が私服で腰に警棒をぶら下げて歩いているのを不審に思った通行人が交番に通報。
署員が事情を聴いたところ、斉藤容疑者は「実は検察官で捜査をしています」などと言って、首にぶら下げた顔写真付きの証明書を示した。
福岡高検の赤い印鑑など本物によく似ており、その場では偽造を見抜けなかったという。