「ツーブロ禁止」「坊主」高校生1,000人に聞いた「部活での理不尽な髪型ルール」実態調査

マンダムは、高校生が自己表現と部活を両立して学校生活を楽しめるよう、部活生の髪型ルールを一緒に考える「どう思う? 部活ヘア」を5月18日より開始した。2023年3月~4月、全国の高校に通う部活生1,000人と部活動顧問を担当する高校教員200人に部活ヘアのお困りごとについて実態調査を行った。

多様性やダイバーシティの価値観が広がる中で、現在通っている学校の「おしゃれや自己表現の自由度」は、今の社会の流れに合っていると感じますか?(社会の流れ=ブラック校則や多様化などの社会の潮流)という問いに“どちらかと言えばギャップを感じる”“とてもギャップを感じる”と回答した高校生が約4割に上った。また同様の質問を先生にしたところ、約半数の先生もホンネではギャップを感じるという結果になった。

学校生活での「おしゃれや自己表現の制限」が理由でやりたいことを諦めたことはありますか?(自身もしくは友人の話でも可能)の問いに、髪を理由に入部を諦めたり退部する経験をしたり聞いたことがあると答えた人が100名いた。

自分もしくは周囲の人で、”髪”に関する部活動のルールや文化で理不尽に感じたり、実際におしゃれが出来なかったエピソードを教えてください。という問いには、文化部ではヘアスタイル、中でも「コンクールで前髪を指定される」という声は21件もあった。一方、運動部でもヘアスタイルが最も多く、次に髪の長さが挙げられた。髪の長さの中でも、「坊主にしなければならない」という声が25件もあり、部活ならではの傾向が表れた。

部活動を行う中で「髪の長さや髪型で自己表現をできること」は、部活参加意欲アップや競技等のパフォーマンスアップに繋がると思いますか?という問いに、“とてもそう思う”“そう思う”と約70%が回答。おしゃれや自己表現をすることが、部活でより良いプレーをすることや参加意欲向上に繋がると考える部活生が多い結果になった。