秋本議員の事務所、無許可建築か 千葉市の市街化調整区域に 自民・衆院議員

自民党の秋本真利衆院議員(比例南関東)が代表を務める「千葉県第9選挙区支部」(千葉市若葉区)が、市街化調整区域に無許可で建築されている可能性があることが1日、市への取材で分かった。市街化調整区域は住宅や商業施設などの建築が制限される区域で、市建築指導課などは、建築主らに事情を聴くなどして確認を進める。
同支部があるのは、JR都賀駅から東に約2キロにある同区若松町の市街化調整区域。同課によると、市街化調整区域内に建築物を建てる場合は、都市計画法上の許可を市宅地課に申請して許可を受けた上、建築基準法に基づき市建築指導課に建築確認申請を提出して規格に適合しているか審査を受ける必要がある。
同課によると、両方の申請は調査中だが、いずれも現時点では確認されていない。申請なしで建築していた場合は法律違反となり、建築主が行政指導の対象になる。借り主も事情を知って借りていると都市計画法に違反するという。
同課の担当者は「申請の確認の結果を踏まえて、法律にのっとって対応したい」としている。