16日金曜まで局地的大雨や雷雨の恐れ 大雨災害に警戒 土日厳しい暑さ 熱中症警戒

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16日金曜まで大気の状態が非常に不安定。日が差しても、天気の急変に注意を。15日木曜は西日本から東日本を中心に雨雲が急発達する恐れ。非常に激しい雨や落雷、竜巻などの突風に注意してください。16日金曜は、北日本でも局地的大雨や雷雨が発生しやすくなりそうです。
きょう14日水曜 沖縄県と栃木県に「土砂災害警戒情報」 6月として記録的大雨も

きょう14日水曜は、南から流れ込む暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で、全国的に大気の状態が不安定となりました。沖縄から北海道にかけて、局地的に雨雲が発達し、沖縄県うるま市で45.0ミリ(午後3時15分)、広島県府中市の上下で38.5ミリ(午後1時26分)、北海道紋別市で33.0ミリ(午後1時37分)を観測するなど、いずれも6月として、1時間降水量の最大値を更新しました。また、栃木県には午後2時には那珂川町に、午後2時15分には那須烏山市に「土砂災害警戒情報」が発表されました。その後、日本の南に停滞する梅雨前線の活動が活発となったため、沖縄県本島地方では、午後2時53分に那覇市と糸満市、豊見城市に「土砂災害警戒情報」が発表されました。1時間降水量は、那覇空港で53.5ミリ(午後2時57分)、那覇市で51.5ミリ(午後3時04分)を観測するなど、非常に激しい雨の降った所も。沖縄本島地方ではきょう14日水曜まで、多い所で1時間に60ミリの非常に激しい雨が降る見込みです。あす15日木曜未明にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。午後6時現在、多発的な大雨災害の恐れは少なくなり、沖縄県と栃木県の土砂災害警戒情報は解除されています。まだ全国各地で局地的に雨雲が発達していますので、雨雲レーダーを確認して、雨雲が発達している場合は外出を控えるなど、注意、警戒をしてください。
あす木曜から金曜にかけて 「寒冷渦」通過 大気の状態が非常に不安定

あす15日木曜から16日金曜にかけて、南に停滞する梅雨前線の影響で、南から湿った暖かな空気が流れ込むでしょう。また、西日本の上空約5500メートルには氷点下15度以下の強い寒気が流れ込む見込みです。「寒冷渦」という寒気の渦が16日金曜にかけて、ゆっくりと日本付近を通過するため、西から局地的に荒れた天気になるでしょう。16日金曜には東日本から北日本の上空に寒気が流れ込むため、東北や北海道でも局地的な大雨や雷、竜巻などの突風など、狭い範囲で激しい気象現象が発生する恐れがあります。
金曜まで局地的な激しい雨・落雷・竜巻など突風の恐れ

あす15日木曜から16日金曜にかけて、天気の急変に注意してください。激しい雨や雷雨の可能性が高くなるタイミングは、九州や中国地方は、あす15日木曜にかけて、四国や近畿は、あす15日木曜の昼前から16日金曜にかけて、激しい雨や非常に激しい雨、竜巻などの激しい突風や降ひょう、落雷などに注意してください。関東はあす15日木曜午後から16日金曜にかけて、1時間に50ミリから60ミリの非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。関東北部など、すでに大雨となっている所では、少しの雨でも土砂災害などのリスクが高まりますので、厳重に警戒してください。東北も16日は、局地的な大雨となる恐れがあります。あっという間に道路が冠水するような雨の降り方になる所もありそうです。発達した積乱雲が近づいている兆しがある際には、早めに頑丈な建物に移動するようにしてください。
土日は不安定解消 猛暑に警戒

17日土曜、18日日曜には大気の状態が安定し、晴れる所が多くなるでしょう。かなり気温が上がる予想が出ていて、30℃以上の真夏日が続出し、関東甲信や東北、東海の内陸部など35℃近い暑さになる所もありそうです。湿気も多く、うだるような暑さになるでしょう。大気不安定な雷雨の後は、熱中症に十分警戒してください。また、沖縄は地盤が緩んでいる中で、梅雨末期の大雨が続くため、土砂災害のリスクが高まり、厳重な警戒が必要となりそうです。今年はすでに度重なる大雨の影響で、地盤が緩んでいるため、西日本、東日本、北日本も局地的な大雨で、災害リスクが高まることがあるでしょう。情報に注意して安全な行動をとってください。