大規模地震発生時、約7割が「自分の住まいに不安がある」 「 地震対策をしていない」の回答は●人に1人の割合

LIXIL住宅研究所は3月9日、「住まいの地震対策に関する調査」の結果を発表した。調査は2月28日~3月2日、全国(沖縄を除く)の既婚女性555名を対象にインターネットで行われた。

事前に行った調査によると、地域で大規模地震が発生した場合に、現在の住まいを不安だと思う人は69.6%。その割合は、「一戸建て(持ち家・借家)」に住む人の方が「マンション(持ち家)」に住む人よりも10.6ポイント高かった。

不安に思う理由については、「家(住まい)が壊れる可能性がある」が最も多く44.7%。次いで「家の中の物が落下して怪我をする」(44.1%)、「窓ガラスなどが割れて怪我をする」(40.7%)、「倒れた家具(タンスなど)で怪我をする」(40.0%)がいずれも4割台で続く結果に。

一方、現在実施している住まいの地震対策としては、「寝室などの家具は倒れてもベッド(寝ている場所)に倒れない方向にしている」(27.6%)や、「家具(タンスなど)が倒れないように転倒防止対策をしている」(24.0%)が上位となったが、いずれも2割台にとどまっているほか、4人に1人が「地震対策はそもそもやっていない」(24.9%)ことが明らかに。また、「住まいの地震対策を見直している」人(45.3%)よりも、「見直していない」(54.2%)人の方が8.9ポイント高いことがわかった。